仙台市の家庭ごみ分別の意外な細則|迷いがちな10品目の正解

仙台市のゴミの分別がよくわからない…

基本のルールから迷いやすいところまでまとめてみました!

仙台市のごみ分別の基本ルール

仙台市では家庭ごみを

  • 「燃やせるごみ」
  • 「プラスチック製容器包装」
  • 「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等」
  • 「紙類」
  • 「燃やせないごみ」
  • 「粗大ごみ」

の6種類に分別しています。

分別の基本と収集日程

仙台市では地域ごとに収集曜日が決められており、「燃やせるごみ」は週2回、「プラスチック製容器包装」「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等」「紙類」「燃やせないごみ」は週1回の頻度で収集されています。指定ごみ袋は種類ごとに色が異なり、透明・半透明の袋も使用可能です。

収集日や分別方法を確認したい場合は、仙台市環境局のごみ分別アプリ「ワケルネ」を活用すると便利です。

意外と知らない!紙類の分別細則

多くの人が迷う紙類の分別には、実は細かいルールがあります。
一般的に「紙類」として分別される新聞・雑誌・段ボールは資源として再利用されますが、紙製でも汚れたものや加工された紙は「燃やせるごみ」として出す必要があります。

意外な分別①:感熱紙・シュレッダー紙

レシートやFAX用紙などに使われる感熱紙は、再生紙の品質を下げるため「燃やせるごみ」として出します。また、シュレッダーにかけた紙は繊維が細かく裁断されているため、本来は「紙類」ですが仙台市では「燃やせるごみ」として処分します。

意外な分別②:紙コップ・紙皿

紙コップや紙皿は、防水加工のためにプラスチック加工されていることが多く、仙台市では「燃やせるごみ」として分類されます。飲食店などで使用される紙コップの多くはPEコーティングされており、リサイクルが困難なため、単純に紙類として出すことはできません。

汚れを落としても「紙類」ではなく「燃やせるごみ」として出すのが正解です。

プラスチック製品の意外な分別ルール

プラスチック製品の分別は特に混乱しやすい分野です。仙台市では「プラスチック製容器包装」と「燃やせないごみ」の2種類に分けられますが、その区別は必ずしも直感的ではありません。

意外な分別③:プラマークがない硬質プラスチック

おもちゃやCD・DVDケース、ハンガーなどのプラマークがない硬質プラスチック製品は「燃やせないごみ」として出します。一方、食品トレーやレジ袋などの「プラマーク」が付いた容器包装類は「プラスチック製容器包装」として分別します。

同じプラスチック製でも用途によって分別方法が異なる点に注意が必要です。

意外な分別④:ライターと電池

使い捨てライターは「燃やせないごみ」ではなく、中身を使い切った上で「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等」として出します。
また、乾電池も「燃やせないごみ」ではなく「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等」の収集日に透明の袋に入れて別途出す必要があります。

特にリチウム電池などの充電式電池は発火の危険があるため、家電量販店などの回収ボックスに出すのが最適です。

モバイルバッテリーの発火事故は毎年起きています。
定期的にSNSでも発火した、爆発したとバズることが多いですが、実際に発火してからでは非常に危険なので、トラブルになる前に処理しましょう!

台所から出る厄介なごみの正しい分別

台所から出るごみは種類も多く、分別に迷うことが多いカテゴリーです。食品の容器や食べ残しなど、日常的に発生するごみについて正しい分別方法を理解しておきましょう。

意外な分別⑤:油・調味料の容器

食用油のプラスチック容器は中身を使い切り、軽く洗って「プラスチック製容器包装」として出します。しかし、油で汚れがひどく落とせない場合は「燃やせるごみ」として処分します。
醤油やソースなどの調味料のプラスチックボトルも同様です。ガラス瓶の調味料容器は洗浄して「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等」として出します。

意外な分別⑥:生ごみと貝殻

生ごみは基本的に「燃やせるごみ」ですが、水分をよく切ることが重要です。
一方、ホタテやカキなどの貝殻は堅いため「燃やせないごみ」と思われがちですが、仙台市では「燃やせるごみ」として分類されています。

ただし、大量の貝殻を一度に出す場合は、市の環境事業所に相談することをおすすめします。
貝殻の不法投棄でトラブルになった事例もありますので、大量の貝殻がある場合は事前に連絡しましょう。

家電製品の正しい処分方法

家電製品のごみ分別は複雑で、品目によって処分方法が大きく異なります。特に家電リサイクル法対象品目は通常のごみ収集では回収されないため注意が必要です。

意外な分別⑦:小型家電と充電式機器

デジタルカメラやゲーム機などの小型家電は「燃やせないごみ」として出せますが、市内の回収ボックスを利用するとリサイクルされます。仙台市役所や各区役所、一部のスーパーなどに回収ボックスが設置されています。また、充電式の電動歯ブラシやシェーバーなどは、電池を取り外して本体は「燃やせないごみ」、充電池は販売店の回収ボックスに出すのが正解です。

意外な分別⑧:LED電球・蛍光灯

LED電球は「燃やせないごみ」として出せますが、蛍光灯は水銀を含むため「有害ごみ」として別途回収されます。仙台市では蛍光灯は「缶・びん・ペットボトル・廃乾電池等」の日に、購入時のケースや新聞紙で包んで中身が見える袋に入れて出します。割れた蛍光灯も同様ですが、新聞紙でしっかり包み「割れもの注意」と表記しましょう。

衣類・布製品の意外な分別方法

衣類や布製品も分別に迷いやすい品目です。仙台市では状態の良い衣類は資源として回収していますが、汚れや破損がある場合は別の出し方になります。

意外な分別⑨:革製品・ぬいぐるみ

革製品(靴・バッグなど)は「燃やせるごみ」として出します。一般的に布製品は資源回収の対象になりますが、革製品は対象外です。また、ぬいぐるみも綿や詰め物が入っているため「燃やせるごみ」として分類されます。大型のぬいぐるみは「粗大ごみ」になる場合もありますので、サイズによって判断しましょう。

意外な分別⑩:カーペット・じゅうたん

カーペットやじゅうたんは素材によって分別方法が異なります。化学繊維製のものは「燃やせるごみ」として出せますが、45リットルのごみ袋に入らない大きさのものは「粗大ごみ」として申し込みが必要です。電気カーペットは電気部分を取り外して、カーペット部分は「燃やせるごみ」または「粗大ごみ」、電気部分は「燃やせないごみ」として分別します。

迷ったときの確認方法と問い合わせ先

ごみの分別に迷った場合は、仙台市が提供している各種ツールを活用しましょう。特に「ワケルネ」アプリでは、品目名を入力するだけで正しい分別方法を確認できます。

ごみ分別アプリと公式サイト

仙台市では無料のごみ分別アプリ「ワケルネ」を提供しています。このアプリでは5,000品目以上のごみの正しい分別方法を検索できるほか、収集日カレンダーや収集日前日のお知らせ機能も備えています。また、仙台市環境局のウェブサイトでも詳細な分別ガイドを確認できます。 公式サイト:https://www.city.sendai.jp/haiki-shido/kurashi/machi/genryo/gomi/bunbetsu/

問い合わせ先一覧

分別方法について更に詳しく知りたい場合や、特殊なごみの処分方法について相談したい場合は、仙台市環境局廃棄物対策課(022-214-8227)または各環境事業所に問い合わせることができます。

  • 仙台市環境局廃棄物対策課:022-214-8227
  • 仙台環境事業所:022-277-5300
  • 宮城野環境事業所:022-236-5300
  • 若林環境事業所:022-289-2051
  • 太白環境事業所:022-248-5300
  • 泉環境事業所:022-773-5300

ごみ分別の疑問はこれらの窓口で丁寧に回答してくれますので、迷ったときは遠慮なく相談しましょう。

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