遺品買取で楽して安く遺品整理!【高く売るコツは?】

骨董品の査定

「遺品整理=すべて処分する」
じゃないの?

遺品買取のメリットから、売れる品物の具体例、高く売るためのコツまで、遺品買取の基本を分かりやすく解説します。

捨てる前に考えよう!遺品買取を利用する3つの大きなメリット

まず、なぜ遺品買取がおすすめなのか、その大きなメリットを3つご紹介します。

メリット①:処分費用が節約できる(思わぬ収入になる可能性も!)

見積書

遺品整理では、粗大ゴミの処分などに意外と費用がかかるものです。しかし、買取を利用すれば、本来なら処分費用がかかっていたものが、逆にお金になる可能性があります。買取金額によっては、遺品整理全体の費用負担を軽減できるかもしれません。

メリット②:故人の大切にしていた品物を次に活かせる

故人様が大切にしていた品物を、単にゴミとして処分してしまうのは忍びない…と感じる方は多いでしょう。買取に出せば、その品物を必要としている次の誰かのもとへ届け、再び活躍させることができます。これは、環境に優しいリユースであり、故人様の想いを繋ぐことにもなりますね。

メリット③:遺品整理にかかる手間と精神的な負担を大きく軽減

見積書

大量の遺品を自分で分別し、自治体のルールに従って処分するのは大変な労力と時間がかかります。買取業者に依頼すれば、査定から搬出まで任せられる場合が多く、ご遺族の負担を大きく減らすことができます。特に、遺品整理と買取を同時に行う業者なら、一度の手配で済むので非常に効率的です。

これも売れるの?遺品整理で買取対象となる主な品目リスト【ジャンル別】

「うちには売れるようなものなんて無いかも…」と思っていませんか?意外なものが買取対象になることもありますよ。主な品目をジャンル別に見てみましょう。

① 貴金属・宝石・ブランド品

  • 金・プラチナ製品(指輪、ネックレス、ブレスレット、インゴットなど)
  • ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどの宝石類
  • ブランド腕時計(ロレックス、オメガ、カルティエなど)
  • ブランドバッグ・財布・小物(ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメスなど)

② 骨董品・美術品・古道具

骨董品の査定
  • 絵画(日本画、洋画)、掛け軸、書
  • 陶磁器(皿、壺、茶碗など)、漆器、ガラス製品
  • 茶道具(茶碗、茶釜、水指など)
  • 古民具(箪笥、長持、火鉢など)
  • 刀剣、甲冑、武具

③ 古銭・切手・記念硬貨・勲章・メダルなどコレクション品

  • 古いお金(大判、小判、穴銭など)
  • 記念切手、普通切手(特にシートや古いもの)
  • 記念硬貨、金貨、銀貨
  • 勲章、褒章、軍服、ミリタリーグッズ

④ 着物・帯・反物・和装小物

  • 訪問着、留袖、振袖、紬、小紋などの着物
  • 袋帯、名古屋帯などの帯
  • 未仕立ての反物
  • 帯留め、簪(かんざし)などの和装小物

⑤ カメラ本体・レンズ・三脚・オーディオ機器・アンプ・スピーカー・楽器類

  • 一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、交換レンズ、三脚
  • アンプ、スピーカー、レコードプレーヤーなどのオーディオ機器
  • ギター、ピアノ、バイオリン、管楽器などの楽器

⑥ ブランド家具・デザイナーズ家具・アンティーク家具

  • 有名ブランドの家具(カッシーナ、アルフレックスなど)
  • デザイナーが手掛けた家具
  • 年代物のアンティーク家具

⑦ 古書・専門書・全集・レコード・CD・DVD・ゲームソフト

  • 古い書籍、学術書、専門書、全集
  • レコード(LP、EP)、CD、DVD、ブルーレイ
  • レトロゲーム、ゲームソフト

⑧ おもちゃ・フィギュア・鉄道模型・プラモデルなどのホビー用品

  • ブリキのおもちゃ、ソフビ人形、超合金
  • アニメや特撮のフィギュア
  • Nゲージ、HOゲージなどの鉄道模型
  • プラモデル(未組立のもの)

⑨ 未使用の贈答品(ブランド食器セット、タオルギフト、商品券など)

  • ブランド食器(ウェッジウッド、ノリタケなど)のセット
  • 未開封のタオルギフト、シーツなど
  • 商品券、ギフトカード、ビール券(有効期限注意)

⑩ その他(電動工具、釣具、スポーツ用品、一部の新しい家電など)

  • 電動ドリル、インパクトドライバーなどの電動工具
  • 釣竿、リールなどの釣具
  • ゴルフクラブなどのスポーツ用品
  • 製造年が新しく、状態の良い一部の家電製品(※業者による)

「これはどうかな?」と思うものがあれば、諦めずに査定を依頼してみる価値はありますよ。

どこに依頼するのが最適?遺品の買取先4タイプと特徴を徹底比較!

遺品を買い取ってもらうには、いくつかの方法があります。それぞれの特徴を知って、ご自身の状況に合った依頼先を選びましょう。

買取先タイプメリットデメリットこんな方におすすめ
① 遺品整理・不用品回収業者・遺品整理と買取を一度に依頼でき、手間が少ない
・幅広い品目に対応してくれることが多い
・各ジャンルの専門性は低い場合がある
・買取価格が専門業者より安めになる可能性も
・とにかく手間を省きたい
・色々なジャンルの物をまとめて売りたい
② 専門買取業者・各ジャンルの専門知識が豊富
適正価格・高価買取が期待できる
・価値をしっかり評価してくれる
・対応ジャンルが限られる
複数業者への依頼が必要になることも
・遺品整理は別途手配が必要
高く売りたい品物がある
・骨董品・貴金属など専門知識が必要な物
③ 総合リサイクルショップ・店舗が多く、気軽に持ち込める
・その場で現金化できる場合も
専門的な査定は期待薄
・買取価格は安価になりやすい
・大型品は持ち込みが大変
・比較的新しい日用品などを売りたい
近所で手軽に済ませたい
④ ネットオークション・フリマアプリ・自分で価格設定でき、高値で売れる可能性
・マニアックな物でも買い手が見つかることも
・出品・撮影・梱包・発送など手間と時間がかかる
トラブル対応のリスクがある
時間をかけても高く売りたい
・ネットでの売買に慣れている

結論:品物の種類・量・状態、かけられる時間や手間を考慮して使い分けるのが賢い!

  • 遺品整理全体の手間を減らしたい → ① 遺品整理業者
  • 価値の高そうな特定の品物がある → ② 専門買取業者
  • 手軽に日用品などを処分したい → ③ リサイクルショップ
  • 自分で手間をかけてでも高く売りたい → ④ ネットオークション・フリマアプリ

複数の方法を組み合わせる(例:高価な骨董品は専門業者へ、その他は遺品整理業者へ)のも賢い選択です。

少しでも高く売るために!プロが実践する遺品買取査定額アップの5つの秘訣

どうせ売るなら、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。査定額アップのために、ぜひ試してほしい5つのコツをご紹介します。

① 見た目が肝心!簡単な清掃で第一印象を良くする

査定士も人間です。ホコリまみれの物より、きれいに手入れされた物の方が良い印象を与えます。柔らかい布でホコリを拭いたり、簡単な汚れを落としたりするだけでも査定額が変わる可能性があります。

② 付属品を探してセットで!箱・保証書・鑑定書・説明書など

購入した時の箱、保証書、鑑定書(宝石など)、説明書、リモコンなどの付属品が揃っていると、査定額がアップすることが多いです。特にブランド品や高級時計、家電製品などは重要です。遺品整理の際に捨ててしまわず、一緒に保管しておきましょう。

③ まとめて査定がお得?単品より複数点を一緒に依頼するメリット

一点だけ査定に出すよりも、複数の品物をまとめて依頼した方が、業者側も出張コストなどを抑えられるため、全体の買取価格を上乗せしてくれたり、値段がつきにくいものもサービスで引き取ってくれたりする場合があります。(※業者によります)

④ 価値がわかるプロへ!品物のジャンルに合った専門業者を選ぶ重要性

骨董品をリサイクルショップに持ち込んでも、その価値を正しく評価してもらえない可能性が高いです。その品物のジャンルに詳しい専門の買取業者に依頼することが、適正な価格で買い取ってもらうための重要なポイントです。

⑤ 必ず相見積もり!複数の業者に査定を依頼して価格と対応を比較する

一つの業者の査定額だけを鵜呑みにせず、必ず複数の業者(できれば3社以上)に査定を依頼しましょう。査定額を比較することで、最も高く買い取ってくれる業者を見つけられますし、価格交渉の材料にもなります。

(注意点)無理な修理や自己流のクリーニングは価値を下げる可能性も

良かれと思って行った修理やクリーニングが、逆に品物の価値を下げてしまうこともあります。特に骨董品や美術品などは、専門知識がないまま手を加えるのは避けましょう。現状のまま査定に出すのが基本です。

悪徳業者に要注意!信頼できる遺品買取業者の見分け方【5つの必須チェックポイント】

遺品買取を依頼する際には、残念ながら悪質な業者も存在するため、注意が必要です。大切な遺品を不当に安く買い叩かれたり、トラブルに巻き込まれたりしないよう、以下の点をしっかりチェックしましょう。

① 「古物商許可」を取得しているか?番号を必ず確認!

中古品の買取・販売を行うためには、都道府県公安委員会の「古物商許可」 が必ず必要です。これは法律で定められています。

  • 確認方法: 業者のウェブサイトの会社概要ページや、店舗の見やすい場所に許可番号が掲示されているはずです。訪問査定の場合は、担当者に許可証の提示を求めましょう。
  • 無許可の業者は絶対に利用してはいけません!

② 査定額の根拠や内訳を、素人にも分かりやすく説明してくれるか?

なぜその査定額になったのか、査定の根拠や内訳を具体的に、分かりやすく説明してくれる業者は信頼できます。「相場ですから」「まとめて〇〇円です」といった曖昧な説明しかしない業者は注意が必要です。

③ 「何でも高く買い取る」等の過剰な宣伝文句に惑わされない!

「どんなものでも高価買取!」「他店より高く買い取ります!」といった魅力的な宣伝文句には注意が必要です。実際には何かと理由をつけて安く買い叩こうとしたり、特定の品物しか高く買い取らなかったりするケースがあります。

④ 強引な勧誘や、「今すぐ売らないと損」といったプレッシャーがないか?

「今日決めてくれたらこの値段で買い取ります」「後日だと相場が下がるかもしれません」などと契約を急かしたり、強引に売却を迫ったりする業者は危険です。冷静に考える時間を与えないのは、何かやましいことがある証拠かもしれません。

⑤ クーリング・オフ制度について、書面でしっかり説明があるか?(特に訪問買取)

訪問買取(業者が自宅に来て査定・買取を行う)の場合、「クーリング・オフ制度」 が適用されます。

  • クーリング・オフ制度とは: 契約後でも、一定期間内(通常8日間)であれば、無条件で契約を解除できる制度です。
  • 信頼できる業者であれば、契約時にこの制度について書面で必ず説明します。説明がない、または内容が曖昧な場合は注意しましょう。

遺品買取をスムーズに進めるための流れと注意すべきポイント

実際に遺品買取を依頼する場合、どのような流れで進むのでしょうか?基本的なステップと、それぞれの注意点を確認しましょう。

買取依頼の基本的な流れ

  1. 問い合わせ・相談: 電話やウェブサイトから業者に連絡し、買取希望の品物や状況を伝えます。
  2. 査定方法の選択: 業者と相談し、査定方法(出張、店舗持ち込み、宅配、オンライン)を決めます。
  3. 査定実施: 選択した方法で、専門の査定士が品物を査定します。
  4. 査定結果・金額提示: 査定額とその根拠について説明を受けます。
  5. 契約: 査定額に納得できれば、買取契約を結びます。身分証明書の提示が必要です。
  6. 支払い・品物引渡し: 合意した方法(現金、振込など)で代金を受け取り、品物を業者に引き渡します。(出張買取の場合はその場で、宅配買取の場合は後日振込が多い)

主な査定方法4つ(出張・店舗持ち込み・宅配・オンライン)の特徴と選び方

  • 出張査定: 業者が自宅に来て査定。大型品や量が多い場合に便利。その場で現金化も可能。
  • 店舗持ち込み査定: 自分で店舗に品物を持ち込む。予約不要の場合も多く手軽だが、運搬の手間がかかる。
  • 宅配査定: 品物を梱包して業者に送る。非対面で完結するが、梱包の手間や送料負担(業者による)がある。査定額に不満な場合の返送料も確認が必要。
  • オンライン査定: 写真や情報を送って簡易査定。手軽だが、あくまで目安。正確な金額は現物査定が必要。

品物の種類や量、ご自身の都合に合わせて最適な方法を選びましょう。

契約前に必ず確認すべき重要事項

  • 買取金額: 最終的な買取金額はいくらか?
  • 支払い方法と時期: 現金か振込か?いつ支払われるのか?
  • キャンセル条件: 契約後でもキャンセルできるか?キャンセル料はかかるか?
  • 所有権移転時期: いつから品物の所有権が業者に移るのか?(通常は代金支払いと同時)

これらの点を契約書面でしっかり確認し、不明な点は遠慮なく質問しましょう。

査定額に納得できない場合は、遠慮せずはっきりと断る勇気も大切

提示された査定額に納得できない場合は、無理に売る必要はありません。 「今回は見送ります」「他の業者にも相談してみます」など、はっきりと断りましょう。断ったからといって、査定料などを請求されないか、事前に確認しておくとより安心です。

まとめ|遺品買取を上手に活用し、故人の想いと品物の価値を未来へ繋げよう

遺品整理で出てきた不用品を「買取」に出すことについて、そのメリットから具体的な方法、注意点まで解説してきました。

【大切なポイント】

  • 遺品買取は、費用削減・リユース・負担軽減につながる賢い選択肢。
  • 貴金属や骨董品だけでなく、意外なものも買取対象になる可能性あり。
  • 買取先は特徴を理解し、品物や状況に合わせて選ぶのがベスト。
  • 少しの手間(清掃、付属品探し、相見積もり)で査定額アップも期待できる。
  • 信頼できる業者選び(古物商許可、説明の丁寧さ、クーリング・オフなど)が最も重要。
  • 相続人全員の同意は必ず得てから進めること。

遺品買取は、単にお金を得るためだけではありません。故人様が大切にしていた品物の価値を正しく評価してもらい、それを必要とする次の誰かへと繋いでいく、意義のある行為でもあります。

信頼できる業者をしっかり見極め、遺品買取を上手に活用することで、気持ちよく遺品整理を進め、故人様の想いを大切に未来へ繋げていきましょう。もし、遺品整理と合わせて買取をご検討される場合は、私たち専門業者にもぜひお気軽にご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

最後に、遺品買取に関してよくいただくご質問にお答えします。

Q1: 買取価格はどのように決まるのですか?
A1: 買取価格は、主に品物の状態、需要(人気度)、希少性、市場相場、在庫状況など、様々な要因を考慮して決定されます。貴金属であれば当日の金・プラチナ相場、骨董品であれば作家や年代、保存状態などが重要になります。付属品の有無も価格に影響します。

Q2: 価値があるか分からないものでも査定してもらえますか?
A2: はい、もちろんです。 ご自身で価値がないと思っていても、専門家が見れば思わぬ値段がつくこともあります。多くの買取業者では査定は無料ですので、「これはどうかな?」と思うものがあれば、まずは気軽に査定を依頼してみることをおすすめします。

Q3: 遺品整理と買取を同時に依頼する場合の注意点は?
A3: 遺品整理と買取をワンストップで行う業者に依頼する場合、非常に便利ですが、買取価格が適正かどうかは注意が必要です。可能であれば、価値がありそうな特定の品物だけでも、事前に専門買取業者に査定してもらい、相場感を把握しておくと良いでしょう。また、契約内容(整理作業の範囲と料金、買取対象品と金額)を明確に書面で確認することが大切です。

Q4: 買取をキャンセルした場合、キャンセル料はかかりますか?
A4: 信頼できる多くの業者では、査定後のキャンセル料は無料としていますが、業者によってはキャンセル料や出張費を請求するケースも存在します。トラブルを避けるため、査定を依頼する前に、キャンセル料の有無を必ず確認してください。特に宅配買取で返送してもらう場合の送料負担についても確認が必要です。

Q5: 壊れているものや古いものでも買い取ってもらえますか?
A5: 品物によります。例えば、貴金属は壊れていても金やプラチナ自体の価値で買い取ってもらえます。骨董品も、多少の傷や欠けがあっても価値が認められる場合があります。ブランド品も修理可能な範囲であれば買取可能なことがあります。一方、家電製品などは、壊れていると買取が難しい場合が多いです。諦めずに一度相談してみる価値はありますが、過度な期待はしない方が良いでしょう。

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